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ドイツ陸軍 (国家人民軍) : ウィキペディア日本語版 | 国家人民軍地上軍
国家人民軍地上軍(こっかじんみんぐんちじょうぐん、)とは、ドイツ民主共和国における陸軍。人民海軍(VM)および航空軍(LSK)と共に国家人民軍を構成した軍種の1つである。単に東ドイツ陸軍とも呼ばれる。 ==歴史==
1956年1月18日、人民議会では「国家人民軍及び国防省の創設に関する法律」()を採択し、再軍備を開始する。これに従い、が設置され、名目上ドイツ人民警察の一部門に過ぎなかった兵営人民警察()が国家人民軍()へと再編されると共に、正式に国軍へ昇格した。1956年3月1日までに改組が完了し、この日は国家人民軍創設の日として、後に国家人民軍記念日に指定された。兵営人民警察では南部管区及び北部管区の2軍管区体制をとっており、国家人民軍地上軍でもこれを引き継いだ。1957年には南北管区を元に、ライプツィヒに司令部を置く第3軍管区()とノイブランデンブルク(1956年までは)に司令部を置く第5軍管区()が改めて設置された〔Helmut Göpel: „NVA-Landstreitkräfte“ In: Klaus Naumann: „NVA: Anspruch und Wirklichkeit; nach ausgewählten Dokumenten“, Mittler, Berlin/Bonn/Herford, 1993. ISBN 3-8132-0430-8〕。また、1972年12月1日にはポツダム・にて地上軍司令部()が設置され、3管区体制に移行すると共に訓練などを目的とした各種の下級司令部が整備された。 1990年10月2日、ドイツ再統一の中で、国家人民軍の全組織は解体された。旧地上軍司令部には東西両軍の統合任務を帯びた連邦陸軍の陸軍東部司令部(, 後の第4軍団)が設置される。この陸軍東部司令部隷下の部隊として、ライプツィヒの旧第3軍管区には第7防衛管区(後の第13装甲擲弾兵師団)が、ノイブランデンブルクの旧第5軍管区には第8防衛管区(後の第14装甲擲弾兵師団)が設置され、一部の兵下士官はこれらに残留することが許されたものの、大部分の将兵は職を失うこととなった。
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